人生楽ありゃ…
人生楽ありゃ…
小中学生の皆さん、今年もお大師さんの日になりましたね。これまで毎年、この観音寺にお参りに来てくれた皆さんにいろんなことをお願いして来ました。最初は脱いだ靴を揃えることでしたね。自分の家でもよその家でも、家に上がる時は履き物をきちんと揃えて上がることをお願いしましたね。それを実行してくれていますか。
歩くことの大切さ、静かに坐ることの大切さも申し上げましたね。これはどうですか。車に乗せてもらうばかりでなく、しっかり歩くことをしてくれていますか。教えられたことは実行することに意味があるのです。何かをいいことだと思っても、それを実行しなければ、知っているというに過ぎません。知らないのと同じなのですよ。
今回は皆さんに歌うことをお勧めしたいと思います。次の歌は「ああ人生に涙あり」という歌ですが、皆さんはこの歌を知っていますか。
人生楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹もでる
歩いてゆくんだしっかりと 自分の道をふみしめて
そう、これはご存知、テレビの水戸黄門の主題歌です。私はこの歌は人生の応援歌だと思います。それで皆さんにも是非歌って頂きたいのです。
私たちが生きているうちには苦しいこと悲しいことが沢山ありますね。ですから、本当に悲しい時、悔しい時には泣いていいのです。いえ、泣く方がいいのです。泣くことには新しい力を生む効果が隠されているのです。この歌の通り、虹を生みだす力があるのです。ですから悲しい時はしっかり泣いて下さい。そして泣き終わったらまた歩き始めて下さい。
私がこの歌で特にお願いしたいのは「自分の道をふみしめて」ゆくということです。私達は誰一人意味なく生まれてきたのではありません。みなそれぞれに役割と使命を持って生まれてきたのです。人はみなそれぞれの道を持っているのです。皆さんもどうぞ自分の人生の使命と進むべき道を考えて下さい。
皆さん、この歌を家族みんなで元気よく歌って下さい。声に出して歌うことが歌の力を頂くことになるのです。
（歌詞二番）人生涙と笑顔あり そんなに
悪くはないもんだ 何にもしないで生きる
より 何かを求めて生きようよ
