「君たちはどう生きるか」 №484

 「君たちはどう生きるか」
平成30年4月21日


 皆さん、皆さんの中で「本田純一」君を知っている人はいますか。多分大半の人は「そんな人聞いたことないな~」でしょうが、ひょっとしたら中に何人か「知っている」という人がいるかも知れませんね。本田純一君とは上に記した「君たちはどう生きるか」という本の主人公「コペル君」の本名なのです。

 「君たちはどう生きるか」という本は今から80年以上も前に出版された本ですが、いまもこの本を手に入れることが出来ます。そしてまた最近、この本が小中学生の間で読まれているという話を聴きました。ということは、この本が80年たった今なお皆さんに訴える力を失っていないということになります。嬉しいことと思います。

 本田純一君をコペル君と名付けたのは純一君のおじさんでした。コペルというのはむろんコペルニクス。地球が太陽の周りを回っているという地動説を唱えた人です。天動説の当時はむろん、今なお自分中心の考え方を抜けきっていない人が多いというのが本当のところでしょう。でもそれが出来なければ宇宙の真実も人間の真実も知ることは出来ないのです。

 皆さんに是非この「君たちはどう生きるか」を読むことをお勧めしたいと思います。小学生にはまだちょっと難しく中学生でも難しいところがあるかも知れません。でも中学生の時に読んでおくよさが後で分かる時が来ると思います。この本は多分どの学校の図書室にもあると思います。読んで下さることをお願いして止みません。。

 その上で私は皆さんにとっても切実な二つの問題について考えることをお願いしたいと思います。その一つは地球環境、気象温暖化の問題です。皆さんも今温暖化によって様々な問題が起きていることは知っていると思います。この問題をどう克服するかが皆さんにかかっているのです。宇宙船地球号を守る方法を考えて下さい。

 もう一つは平和、世界平和の問題です。地球温暖化の問題も世界平和の問題も世界のすべての国が取り組まなければ解決しません。世界中の人々が平和に暮らしていくことが出来るよう皆さんが力を発揮して頂きたいのです。この山口の若い皆さんが世界平和をつくる長州力になってくれることを望んで止みません。
 

    君がやらないで誰がやる?