「照顧脚下」ということ

平成20年7月17日

「照顧脚下」ということ  

<君は君の足下を掘れ僕は僕の足下を掘る>

 照顧脚下という言葉をご存じですか。観音寺にはありませんが、お寺の玄関などによくこの字を書いた板が置いてあることがありますね。文字の意味は足下を振り返れということですから、これを見て「ああ、そうか」と履き物を揃える方も多いと思います。玄関口に置いてあれば置く方もそれを期待してということでしょう。それはそれでよいことですが、照顧脚下というのは単にそれだけのことなのでしょうか。

たより前号にも書きましたが、人はそれぞれが自分の位置、役目を持っていると思います。その自分の位置、役目をしっかり考えて生きること。それこそ照顧脚下ということではないでしょうか。足下を振り返れということは自分自身をよく振り返れということなのですね。私が属しているある会の名言集に見出しに掲げた「君は君の足下を掘れ私は私の足下を掘る」ということばがありますがこれはまさに「照顧脚下」に他なりません。

道元禅師のお言葉に「仏道をならふは自己をならふなり」という言葉がありますが、自分とは何かということを考え続けることが大切と思います。
  
8月10日、火除け法要です。
 8月10日は例年通り火除け法要をいたします。10時からです。火除けお札は昨年から有料にさせて頂いております。
 一枚700円です。あしからずご了承下さい。
 



災害復旧募金有難うございました №2

平成20年6月18日

災害復旧募金有難うございました

 先月お願いいたしました中国四川省大地震およびミャンマーサイクロン災害の復旧募金ご協力有難うございました。総額11722円になりましたので、双方にこれを二等分した5861円を寺分と合わせて6月3日、日本赤十字社に送らせていただきました。

 本堂ガラス戸に振替え証を掲示しておりますのでご確認下さい。皆様の暖かいお心に厚く御礼申し上げます。

   お詣り下さい

7月10日は四万六千日

 来たる7月10日は「四万六千日」という観音様の縁日です。江戸中期享保の頃から十日参りとして盛んになり、特に7月10日は「四万六千日」と称されて、この日参詣すれば四万六千日お詣りしたと同じ功徳があると言われております。東京の浅草観音ではほおずき市が立って賑わいます。四万六千日と言えば何と126年に相当しますからどうぞみなさまも7月10日はお忘れなくお詣り下さいますようご案内申し上げます。

雨に咲く花 №1



平成20年6月17日

雨に咲く花


 今年ももう半分、六月半ば、梅雨の季節になりました。あれは何時だったでしょうか。井上ひろしさんの「雨に咲く花」という歌がありました。およばぬこととあきらめました~、と実らぬ恋の淋しさを歌って大ヒットしましたね。あの歌の二番に「雨に打たれて咲いている花が私の恋かしら」という歌詞があってそれがこの歌の題名になったのでしょうが、作詞した高橋掬太郎さんがイメージした雨に咲く花は何だったのでしょうか。

ま、それはともかく、この季節雨に打たれて咲く花と言えばアジサイでしょうね。アジサイはやはり雨に打たれている方が風情を感じます。同じ時期に咲くアオイは日差しの中に咲いている方が似合うように思いますから、雨が似合う花、そして日差しが似合う花。アジサイとアオイはまさに正反対の花のように思います。

でも、これって私たち人間にも同じことがいえるのではないでしょうか。雨が似合う人、日差しが似合う人。私たちはそれぞれ異なった存在です。それぞれが自分にふさわしい場を持っているのですからその自分の場所で楽しく元気に生きれば良いのですよね。驕ることも妬むことも焦ることも恐れることもなく、私たちはそれぞれが与えられた場所、持って生まれた場所に生きるということが大切と思います。そういえば、金子みすゞさんも言ってますよね。「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」って。

「禅昌寺開山忌」のご案内
 山口市下小鯖の「禅昌寺開山忌」が来月7月18日(金)~20日(日)に行われます。開山忌法要のほか施餓鬼塔婆供養、観音講、水子供養、法話などが行われます。また格安にておいしい割子弁当が頂けます。どうぞ皆様お友達とご一緒にお詣り下さいますようご案内申し上げます。期間中三日間は私洋仙もお手伝いで詰めております。禅昌寺の方丈さまは御年九十三歳ですが矍鑠として気合い十分、お声にふれるだけで元気を頂けると思います。

雨上がり紫陽花の下猫ひとり~洋仙合掌~