雨に咲く花 №1



平成20年6月17日

雨に咲く花


 今年ももう半分、六月半ば、梅雨の季節になりました。あれは何時だったでしょうか。井上ひろしさんの「雨に咲く花」という歌がありました。およばぬこととあきらめました~、と実らぬ恋の淋しさを歌って大ヒットしましたね。あの歌の二番に「雨に打たれて咲いている花が私の恋かしら」という歌詞があってそれがこの歌の題名になったのでしょうが、作詞した高橋掬太郎さんがイメージした雨に咲く花は何だったのでしょうか。

ま、それはともかく、この季節雨に打たれて咲く花と言えばアジサイでしょうね。アジサイはやはり雨に打たれている方が風情を感じます。同じ時期に咲くアオイは日差しの中に咲いている方が似合うように思いますから、雨が似合う花、そして日差しが似合う花。アジサイとアオイはまさに正反対の花のように思います。

でも、これって私たち人間にも同じことがいえるのではないでしょうか。雨が似合う人、日差しが似合う人。私たちはそれぞれ異なった存在です。それぞれが自分にふさわしい場を持っているのですからその自分の場所で楽しく元気に生きれば良いのですよね。驕ることも妬むことも焦ることも恐れることもなく、私たちはそれぞれが与えられた場所、持って生まれた場所に生きるということが大切と思います。そういえば、金子みすゞさんも言ってますよね。「鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」って。

「禅昌寺開山忌」のご案内
 山口市下小鯖の「禅昌寺開山忌」が来月7月18日(金)~20日(日)に行われます。開山忌法要のほか施餓鬼塔婆供養、観音講、水子供養、法話などが行われます。また格安にておいしい割子弁当が頂けます。どうぞ皆様お友達とご一緒にお詣り下さいますようご案内申し上げます。期間中三日間は私洋仙もお手伝いで詰めております。禅昌寺の方丈さまは御年九十三歳ですが矍鑠として気合い十分、お声にふれるだけで元気を頂けると思います。

雨上がり紫陽花の下猫ひとり~洋仙合掌~

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