自由に生きる №427


自由に生きる
平成29年4月8日


 1966年、森山良子さんが歌って大ヒットした「今日の日はさようなら」。先日この歌をふっと思い出すことがありました。/いつまでも絶えることなく/友達でいよう/明日の日を夢見て/希望の道を/空をとぶ鳥のように/自由に生きる/今日の日はさようなら/また会う日まで/という詞の中の「自由に生きる」ということを思ったのです。

 人は誰しも自由に生きることを望んでいると思います。でも、改めて考えると、自由に生きるとはどんなことでしょう。上の歌では「空をとぶ鳥のように」と言っています。それは自由気まま思いのまま、ということでしょうか。鳥が自由気ままであるかどうかは別にして、思いのままに生きることが自由に生きることなのでしょうか。

    七仏通戒諸仏光    悪事を離れよいことに
    諸悪莫作善奉行    努めて生きる人の道  
    得人身享受仏法    お釈迦さまのみ教えを
    精進修行時春陽    守って清ら時は春

 今日は花祭りですが、私はお釈迦さまの教えを守って生きることこそが自由に生きることではないかと思います。お釈迦さまとそれ以前の6人のお釈迦さまはこぞって「悪いことはしない、よいことをする、心を清らかにする」というこの三つを教えとして言われました。私はこの三つの教えを守って生きることが自由に生きることだと思うのです。

 で、さらに思いました。自由に生きる上で一番大切なことは何か。それは「噓をつかないこと」つまり「正直に生きること」ではないかと。私たちは時に「嘘も方便」とばかり、嘘をつくことを苦にしないどころか、それがいいことのように思うことさえあると思います。でも、それは結局人を欺き自分をも騙すことになってしまいます。

 俗に正直者は損をすると言いますが、反対に「正直は一生の宝」という言葉もあります。私はそれこそが真実だと思います。正直に生きること、つまりは嘘のない人生こそが明るく自由な人生だと思います。嘘のないところには笑いがあります。これってやっぱり「馬鹿丸出し」かも知れませんね。アッハッハッハ~。



正直の頭に神宿る

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