“食と温もり”のお授戒会のお誘い №35

平成22年1月18日 

“食と温もり”のお授戒会のお誘い


 今年59日(日)~13日(木)、長門の大寧寺で開創六百年を記念する“(じき)(ぬく)もり”(精進料理と温泉)のお授戒会が催されます。大本山総持寺の前貫首板橋興宗師を戒師にお迎えし四泊五日、宗旨宗派にこだわらず仏教徒としての正しい心と行いを学び、人間として守るべきよい生活習慣としての「戒」を授けて頂く得難い機会です。お授戒会の戒金(参加費)は五万円とやや値が張りますが、県内では二十年か三十年に一度の勝縁ですので皆さま是非ご参加下さいますようお誘い申し上げます。

 この期間は“食と温もり”の言葉通り、心をこめた本物の精進料理とお泊まりの湯元温泉旅館での恩湯を味わって頂くことになっておりますが、四泊五日が難しい方は三日目と四日目の二日間でも可能になっています。また関心はあるが正座が出来にくいとか苦しい修行ではないかとかご心配の向きもあると思います。これらについてはご事情に合わせた配慮がされますのでご安心下さって大丈夫ですが、詳しい資料がありますのでよく考えて決めたいという方もどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

 また、ご自分は参加が難しいが、この大法要に際して親しい故人の供養をしたいという方のために「亡戒」という回向も用意されております。この亡戒は霊的存在にもお授戒に参加して頂くという主旨ですのでお釈迦さまにつながる「お血脈」も授与されます。どうぞご先祖さまや親しかった故人の方の回向として亡戒をして下さるようお願いいたします。亡戒の恩金は一霊五千円です。
 
 なお、私(洋仙)は期間中典座寮(台所)要員として精進料理づくりに携わる積りです。作法を守って頂く精進料理には普段意識しない有難さと味わいを感じて頂けると思います。皆さまどうぞ私が頑張る精進料理を召し上がって下さい。


   好機、逸すべからず って諺、
   西洋では
  「太陽の照っているうちに干し草を作れ」
                 って言うんだってね。

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