令和元年12月2日
今年も長門市俵山の西念寺さんの紅葉を見に行きました。西念寺さんの紅葉を見に行くようになってもう何年になるでしょうか。しかし、行く日が大寧寺さんの法要の日、11月23日と決まっていますので必ずしも丁度見頃という時にはいきません。大半が散ってしまったという年もあったと思います。
しかし、今年は有難いことに丁度よい時でした。これはお天気の影響があったようです。近年は地球温暖化の影響で紅葉の時期が遅くなっているそうですね。紅葉と言えば10月11月というイメージだったと思いますが暖地では近年12月が紅葉の時期になりつつあると言います。のっけから余談になりました。今年の拙詠をご覧頂きたく存じす。
やわらかく静かな午後の陽を浴びて降る雨のごともみじ散りゆく
降る雨の如く舞い散るもみじ葉の落ちて地をゆく音のかそけき
吹く風に誘われて紅葉がまるで雨のように舞い散ることがあります。その中にいると得も言われぬ不思議な幻想に捉われます。まるで異界に迷い込んだような気になるのです。以前、私たちがホタルや花火に魅かれるのは霊界の記憶に重なるからではないかと申し上げたことがありましたが散る紅葉にも同じようなものがあると思えてなりません。
午後の陽を浴びていよいよ透き通る色とりどりのもみじ美し
満開とたとえたくなるもみじなりいま一瞬の秋の色どり
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