いまこそ祈りを! №676

 いまこそ祈りを!

令和4年4月16日

 ロシアがウクライナに軍事侵攻して1ヵ月以上になりましたがロシアはいまだに侵攻をやめていません。ウクライナの首都キーウ近くの町ブチャでは子どもを含む410人もの市民が惨殺されたと伝えられています。中には両手を後ろで縛られたまま射殺された人さえあったと言います。まさに戦争犯罪。殺された人に胸の痛みを禁じ得ません。

 いまウクライナのニュースがない日はありません。朝から夜まで上に申し上げたような暗く悲惨なニュースの映像を見聞きしながら悲しみと無力感を覚えるばかりです。21世紀を20年以上も経った今どうしてこんな無法なことが起きるのか。どうしてこんな非人道的なことが起きるのかと怒りと無念を覚えてなりません。

 私たちは伝えられるニュースにただ胸を痛めるだけしかないのか。誰しもそう思っておられるに違いありません。そんな中、私は私たちに出来る一つのことがあると思います。無力な私たちに出来ることがあると思います。それは“祈り”です。私たちが一心に「ウクライナに平和を!」と祈ることが求められていると思います。

 先日の花祭りの折、その思いから皆さんと一緒に「ウクライナが平和になりますように!」と唱えました。一心の祈りは力です。エネルギーです。私たちの祈りが平和を実現する力、エネルギーになると信じています。一心の祈りは平和をもたらす波紋となって伝わっていくに違いありません。無限に広がっていく波紋になるに違いありません。

 先達てウクライナ人道危機支援托鉢に行ってきました。私は托鉢も祈りだと思っています。無法な侵略に苦しむウクライナ人々に安寧がもたらされる一助にと募金をお願いする行為は祈りに他なりませんし、募金に応じて下さった方々の心も祈りそのものであったと思います。沢山の人の祈りは必ず大きな力になるに違いありません。


 私はこの平和への祈りに若い人たちが共感してくれることを心から望んでいます。「人類共存」という思いに立った世界、万物共存の地球をつくる根底には祈りがなくてはなりません。若い人たちが率先して祈りの力を確信しこれからの地球と未来をつくっていって下さることを望んで止みません。



すべての根底に祈りがある。


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