沖縄はウクライナだ! №697

 沖縄はウクライナだ!

令和4年9月17日

 任期満了に伴う沖縄知事選で米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する現職の玉城デニー知事が339767票を獲得して再選を果たしました。自公が推した佐喜真候補との差、64923票は保守系の下地氏の投票数を加えても及ばない圧勝になりました。沖縄県民の辺野古移設反対の心が如何に強いかということでありましょう。

 今回の玉城知事の再選で沖縄は2014年の翁長雄志知事以来、連続3回普天間飛行場の辺野古移設反対を明らかにしました。しかしこの間、日本政府は辺野古移設しかないと繰りすだけで沖縄県民の願いを無視し続けています。それどころか政府はこれまで3000億円台であった沖縄振興予算を今年度は2684億円に減額という卑劣なことをしているのです。

 民意無視に加えて予算減額までして国に屈服を迫る自公政治は政治と言えるでしょうか。玉城知事は今回の結果について「辺野古への移設は反対だという県民の民意は変わっていないことの証明だ」と言いましたが、岸田首相が「人の話を聞く」というならば今度こそ沖縄の人の話を聞くべきでありましょう。

 翁長知事以来これまで8年に及ぶ辺野古移設闘争を思うと、これは戦争だという思いを拭い切れません。政権という権力者と沖縄県民の戦争の他なりません。その構図はまさに今その只中のロシアとウクライナの戦争そのものと言えるのではないでしょうか。沖縄が置かれている状況はウクライナの状況と瓜二つとしか思えません。

 ロシアはナチからの解放というありもしない理由を言い分にしてウクライナに武力侵攻しました。しかし、真意はウクライナを自国の領土にしたいというだけでありましょう。そこには一片の正義もありません。欲むき出しの覇権主義があるばかりです。その悪魔同然のプーチンのためにウクライナでは兵士ばかりか多くの市民が殺されているのです。


 私はロシアのプーチン同様、日本政府は独りよがりの頑なな態度で沖縄の民意を殺し続けていると思います。日本政府がロシアを非難しウクライナを応援するならば沖縄に対しても民意に沿った政策に変更すべきでありましょう。態度の矛盾を一刻も早く是正すべきです。本当の世界平和を目指すべきではないでしょうか。


がんばれオキナワ!

がんばれウクライナ!



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