守れ!壊すな! №742

 守れ!壊すな!

令和5年8月16日

 皆さまもすでにニュースなどでご承知でしょう。明治神宮外苑の再開発で外苑の樹木700本以上が伐採されようとしています。計画では代わりの植樹をするとのことですが、大きくなった木を伐採して小さな木を植えるバカらしさに信じられぬ思いがします。

 外苑の再開発は再開発という名の営利事業です。計画している高層ビル2棟がその象徴でしょう。3月に亡くなった坂本龍一さんが計画反対を小池都知事に訴えたと言いますが都知事はそれに応える気はありません。もうこの秋にも樹木の伐採は始まると言います。

 いま我が国では守るべきものが守られず壊してはならないものが壊されるという状況にあると思います。申し上げた神宮外苑破壊はその一つに過ぎません。

その破壊行動の根底にあるのは利欲でしょう。欲と権力にとらわれてウクライナ侵攻を止めようとしないプーチンと同じです。

 守るべきものを壊そうとしていることで私が一番危険だと思うのは憲法9条です。日本は安倍政権の時に専守防衛から集団的自衛権行使に変え、憲法9条に自衛隊を明記しようとしました。驚くべきことには岸田政権もその改憲をしようとしていることです。

 憲法第99条で言っている通り憲法は大臣、国会議員が守るべきものですが国会議員たちはそれが分かっているのでしょうか。憲法第9条が果たしている平和の力を理解しているのでしょうか。憲法第9条を壊してはならない。永久にこれを守っていかなければならない。そう思います。


 守るべきものとしてもう一つ「脱原発」がありますね。岸田首相は原発の稼働年限を60年に延長したたばかりか原発の新設さえしようとしていますが、これは福島事故の重大さを理解していないからでありましょう。これも金と欲にとらわれた浅ましい心のためです。



天皇又は摂政及び国務大臣、

国会議員、裁判官その他の公務員は

この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

           (第99条)


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