自分らしく生きるとは №438

自分らしく生きるとは
平成29年7月1日
 
 先日(625日)、海原純子さんの講演を聴く機会がありました。海原さんと言えば心療内科医として、またエッセイストとしてご活躍の一方、歌手活動もされているそうですからご存知の方が多いと思います。先日の講演会も500名入る会場が満杯という状況にその知名度の高さ、集客力(?)の強さにまずびっくりでした。
 
 次いでながら拝見したところ、聴衆の多くが6,70歳代の女性と見受けられました。もちろん男性もいましたが夫婦連れが多かったのは奥さんのお伴ということだったでしょうか。演題は「瞳が輝く処方箋・自分らしく生きてますか」でしたが、逆に言えば、6,70代の女性の多くが自分の生き方に強い関心を持っていると言うことでしょう。

 お話の主眼はストレスの予防でした。年齢より若く見られる人。逆に年齢より老けて見られる人の違いは、喫煙・飲酒の有無、運動、食事、睡眠などの生活習慣に加えてストレスを上手に乗り切っているかどうか、がその人の健康貯金・美容貯金の差になると言われるのです。ストレスを貯めこむことが健康や美容に影響するというのは頷けますね。

 海原さんが「体は嘘をつかない、体をバカにしない」という観点で言われた提案の一つが「口角を上げる」ことでした。笑みをつくる、笑うことですね。口角をあげて漫画を読むと面白いと言われるのです。これって寺でいつもして頂いている「笑いヨガ」ですよね。笑うことはストレスの予防になるから免疫細胞が活性化するんですね。

 続いて言われたのは、やめてほしい言葉でした。それは「どーせ」「私なんか」「だって」の三つ。これって諦め、卑下、弁解ですね。そうか、と思いました。諦めと卑下と言い訳の繰り返しからは希望も勇気も生まれませんね。否定的な言葉を口にすることは否定的な状況をつくり出すことにしかならないのでしょう。

 海原さんがもう一つ言われたことは「自分の才能を見つける」ことでした。この場合の才能とは「努力することが嫌でないこと」だそうです。40歳になったら自分が思っていてできなかったこと、しなかったことに再挑戦して下さいと言われるのです。おっしゃる通り人生の秘密はそこにあるのかも知れません。




「笑う門には福来たる」


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