ヒューマンルネサンス №569

ヒューマンルネサンス
令和二年1月1日

 令和二年になりました。令和になって初めての正月、皆さまどんなお気持ちで新年を迎えられましたでしょうか。いきなり古い歌で恐縮ですが、宮城真理子さんの「ガード下の靴磨き」に「風の寒さやひもじさにゃ馴れているから泣かないがああ夢のない身がつらいのさ」という歌詞がありましたね。生きる時に一番大切なものこそ「夢」だと思うのです。

 皆さんはこの令和二年にどんな夢を持って下さいましたでしょうか。勉強のこと仕事のこと趣味や願いごと等々に成績を上げたい飛躍したい上手になりたい叶えたいという望みや夢をお持ちだろうと思います。それらが達成できるかどうかよりもまず夢や希望を持つことが先決ですね。まず今年の夢を描いてそれに邁進して頂きたいと願って止みません。

 で、今年の私の夢を申し上げましょう。それは表題の「ヒューマンルネサンス」。訳せば「人類再生」ということになりましょうか。私が今年一番望んでいるのが“人類再生”なのです。私たちは今年を元年にして私たち人類が新しい生き方を目指さなければならない。今までとは反転した生き方をしなければならないと思うのです。

 私がそのように思ったのはいまの世界は上の願いとは逆にあると思われてならないからです。いま私たちにとって最大の課題は地球温暖化対策です。そしてもう一つは世界の平和です。この二つの課題に私たち一人ひとりが真剣に向き合わなければなりません。でも世界の指導者はみな自国ファーストに溺れています。それではならないのです。

 その状態にあって私が唯一希望と感動を覚えたのがグレタ・トゥーンベリさんの出現でした。既成の政治に敢然と立ち向かって地球温暖化対策を訴える16歳の女性。そこに私はこれからの世界、私たち人類が再生する予兆を感じるのです。いま地球そして私たちの世界はこれまでの意識とは反転した生き方をしなければならないと思うのです。


 私たちの地球、私たち人類はいまそこまで追い込まれていると思います。もはやその危機的状況に対処しなければ未来がないところまで来ているのです。私はグレタ・トゥーンベリさんに続く若い人たちが世界中に出てくると思います。もちろん日本にもです。そしてその若い力によって人類が生まれ変わることを切に願っております。


 君と僕が夢を叫ぶ
世界はそれを待っているんだぜ 
<サンボマスター>


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