お遍路で考えたこと①まさか!№687

 お遍路で考えたこと①まさか!

令和4年7月7日

 先月62123日、久しぶりにお遍路に行ってきました。今回は46番浄瑠璃寺を振り出しに愛媛県の19カ寺を回りました。何を隠しましょう。私相変わらずの筋肉痛で迷いながらの参加でした。でも行けば行っただけのことがあるのがお遍路ではないでしょうか。

 お天気は1日目は雨、3日目は熱中症が心配のカンカン照り。バス遍路ですから歩き遍路の大変さはありませんが寄る年波の者にはバスの駐車場から札所本堂へ行くまでもなかなかの時があります。お遍路は札所近くまで行ってもなお坂道や階段があるのが当たり前なのです。

 ま、それはともかく表題の「まさか!」って何か。今回のお遍路で考えたことの1番目にこの「まさか!」をお話ししたいと思います。

 人生には3つの坂があるという話は皆さんもご存知と思います1つ目は上り坂、2つ目は下り坂、そして3つ目が「まさか!」ですね。誰が考えたのかうまいことを考えついたと思います。言われる通り人生には上り坂のように大変な時も下り坂のように楽な時もありますね。それは当たり前。大変なのが「まさか」なのです。

実は今回のお遍路中にこの「まさか」があったのです。2日目の朝、ホテルを出て数分、バスはカーブしている狭い道に入りました。家の軒との間が5センチもあるかというところです。おぉ何と、そのカーブを曲がり切れませんでした。バスの窓ガラスがひさしに触れるや窓ガラスは一面にひびが入ってばらばらと砕け散ったのです。バスはその後、もう1枚窓ガラスを破損した状態で前進も後退も出来なくなり、警察に来て貰ってその指示誘導でようやくその道から抜け出ることがきたのでした。


 正直、その時点でお遍路は中止せざるを得ないかと思いました。しかし、添乗員Yさんの驚くべき判断力と迅速な手配ですぐに伊予鉄の代替バスが用意されお遍路を予定通りに続けることができたのでした。その時思いました。まさかはいつどこで起きるか分からない。でも実はまさかは人生の道連れです。その時どう対応できるかがまさかの意味ではないでしょうか。添乗して下さったYさんに脱帽敬服。有難うございました。


その時 自分ならば どうする

            みつを


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