最新葬儀お墓事情
令和5年11月8日
コロナが5類化して半年になりました。しかし終息した訳ではありません。いつまた猛威を振るうかという恐れはそのままでありましょう。それでも今年は催し事が4年ぶりに再開されたという話をよく聞きました。無事再開無事終了ならばそんな嬉しいことはありません。誰しもそう願っていると思います。
しかし、コロナによって中断せざるを得なかった催事の中には消滅を余儀なくされたものもあったでしょうし、消滅まで行かなくとも規模や内容を縮小せざるを得なくなったものもあるに違いありません。そのことを考えるとコロナによる生活への打撃がいかに大きかったかと思わざるを得ません。
コロナによる変化で大きかったものの一つとして葬儀があると思います。コロナ猛威の最中には遺体を目にすることも叶わず、葬儀も形だけにせざるを得ませんでした。会葬者を家族だけにする、いわゆる「家族葬」です。 しかし、そのやむを得ずであった家族葬がいまはむしろ積極的に選ばれるようになったのです。
コロナ以前から見れば大変な違いになりましたが、私はこの家族葬を否定はしません。儀式が先行しがちの大きな葬儀より家族が心を込めて亡き人を送ることができればそれに越したことはありません。恐らく家族葬はこれから葬儀として定着していくだろうと思いますが、それは決して悪いことではないと思うのです。
もう一つ。これはコロナとは直接関係はしませんが、近年はお墓に対する意識の変化があると思います。つい最近までは「○○家の墓」という形が多かったと思いますが、お墓の維持が難しくなるに連れて墓じまいする人が多くなり、結果として納骨堂、海洋散骨、樹木葬等が多くなっています。これも時代でありましょう。
このように考えると、私たちの死を取り巻く状況は変化の過渡期にあると思えてなりません。しかし、大事なことは葬儀無用ではありません。むしろ今まで以上に亡き人を懇ろに弔い、死者とのつながりを深めていくことではないでしょうか。そのために葬儀のあり方、お墓の形をしっかり考える必要があると思います。
皆さまに質問です。
「お墓って何ですか?」
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