続「早寝早起き」 №632

 続「早寝早起き」

 令和3年5月18日

  前号で「早寝早起きのすすめ」を申し上げました。私たちがコロナに学ぶべきこと、それは「自然との共存」であり、そのための第一歩が「早寝早起き」ではないかという思いからでした。自然との共存は地球人全員に求められることです。まず誰もができることから自然との共存ということに意識を深めていきたいと思うのです。

 ただこれは個人の段階にとどまっていたら効果は限られると思います。この早寝早起きの持つ意味を社会に広げていってこそ大きな力になると思います。私はその取り組みで一番期待したいのが会社や官庁などの職場そして学校です。早起きの1時間を始業時刻を1時間早めることに充てて貰いたいのです。

 職場や学校で始業時刻を1時間早めるということは終業時刻が1時間早まるということです。5時終業が4時になるのですからそのまま帰れば春から秋にかけては家庭菜園の世話もできるでありましょう。家庭菜園に限らず趣味の時間に充てることが可能です。それらができるようになってこそ早寝早起きの意味があると思うのです。

 私は上に加えて労働時間の短縮を望んで止みません。現行の8時間労働制を改めて7時間労働にしたら終業は午後3時になりますからより多くの時間を自分の時間として使うことができるようになります。そうなれば毎日に人間らしい生活を実感できるに違いありません。その実感こそが自然との共存につながるのだと思います。

 皆さんも最近「SDGs」という言葉をよく聞かれると思います。この言葉は「持続可能な開発目標」と訳され、達成すべき17の項目が挙げられています。この中にはエネルギー問題や気候変動対策、海の豊かさ陸の豊かさを守ることなどがありますが、それらの達成には早寝早起きが寄与できるものが大きいと思われてなりません。

 電気やガスなどのエネルギー消費減少につながる早寝早起きは気候変動の要因である二酸化炭素(炭酸ガス)の排出抑制になりますし、自然の有難さを思う生活は海や川、森などを大切にする行動につながっていくでありましょう。未来のためにいま私たち一人ひとりができること、それが早寝早起きではないでしょうか。


孫ひ孫 生きる地球を 守るため

  いま私たち 何をすべきか

 

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