早寝早起き №92

平成23年6月13日 

早寝早起き

(アプレフクシマ③)
いま夏場の電力不足の懸念に伴って省エネ対策が喫緊の課題になっていますね。職場のクールビズは数年前から普及してきましたが、今年は以前にましてグリーンカーテンを試みる方が多いように思います。今年初めてという方もお出ででしょうが、このグリーンカーテン、直射日光に晒される場合に比べて室温を二度から三度も下げる効果があるそうです。植えるものがゴーヤやへちまなら一石二鳥の省エネになりますね。

 ところで、私がお勧めしたい省エネ・節電対策は早寝早起きです。古来、早起きは三文の徳と言われてきましたが、アプレフクシマの生活の見直しの第一はこの早寝早起きにあると思うのです。それはなぜか。理由は二つあります。 先ず第一が冒頭に記した節電効果です。

奈良・平安時代は言うに及ばずつい百年ほど前まで私たちの暮らしはお日さまが中心でした。江戸時代をとっても市中の木戸は朝6時に開いて夜10時には閉まりましたし、夜の明かりの行灯も菜種油が高くて裕福な家でも使い放題とはいきませんでした。しかも、その行灯の明かりは60ワット電球の50分の1程度ということですからもう寝るしかありませんね。

 話がそれてしまいましたが、江戸時代ほどでなくともみんなが早寝早起きを習慣化すればその節電効果は極めて大きいはずです。夏の電力不足なんて簡単に乗り越えられるのではないでしょうか。一気にとはいかずとも是非実行をお願いしたいと思います。

 早寝早起きもう一つの利点は健康です。実は私はむしろこちらの意味で早寝早起きを推奨したいのです。睡眠には質の良し悪しがありますが、時間的には午前0時を挟んだ前後2時間、つまり夜10時から午前2時までは眠っていることが大切と言われます。なぜかと言えば、人の成長や生存に必要なホルモンはこの時間帯に分泌されるからです。近年、人の健康には光の作用が大きく関係していることが明らかになってきましたが、その意味でも健康な生活を望むならば早寝早起きが一番の近道と言えるのではないでしょうか。



    「寝る子は育つ」って本当だよ。
     寝ている時に成長ホルモンが出るんだってよ。

            ~住職寝子ちゃん~

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