平和を祈る №151

平成24年8月6日

平和を祈る



 今日8月6日は広島原爆忌です。そして9日は長崎忌。ピカドンと呼ばれたこの原子爆弾のために広島だけで投下後4カ月の間に13万人が、そして長崎では推定7万人の人が悲惨な死を遂げたと言われます。 多くの罪のない人々が戦争の犠牲となって命を落としたのです。その痛恨の昭和20年から今年は67年目になりました。

 「人間は歴史から何も学ばないことを学ぶ」という皮肉な言葉がありますが、今私たちが意識すべきことは、戦争体験を風化させないことではないでしょうか。喉元過ぎれば、ではありませんが、私たちは忘れてはいけないことも往々にして忘れがちになります。あまっさえ戦争肯定となれば私たちは過ちを再び繰り返すことになってしまうでしょう。

 鎮魂の月八月に思いを新たにすべきことは、私たちは多くの罪なき人々、兵士等の犠牲のお蔭で平和を享受出来ているということです。国の内外を問わず、今の私たちの平和な生活は戦争犠牲者のお蔭によっているのです。私たちはそのことをしっかり肝に銘じ鎮魂の祈りとともに世界平和への決意を新たにしなければなりません。

 世界の国々をみれば、なお内戦やテロ、飢餓や貧困に喘ぐ人々が数多く存在しています。つい先達てもアフガニスタンの復興支援についての国際会議が東京でありましたが、この国の多くの子どもたちも飢えと貧しさの中で満足な医療も受けられぬまま命を落としています。それでも世界の支援を受けられるだけよいのでしょうか。

 世界の一人ひとりが平和を望んだ時、この地球が平和な星になります。宇宙の中の青い平和な星になります。 私たちがすべきことは平和を祈り一人ひとりが出来ることをすることです。 平和に感謝し世界の人々が安心に暮らせることを祈りましょう。
 <ピースポールを建てます>
 8月17日、観音様の会の後、ピースポール(平和の塔)建立をいたします。どうぞ皆さまご参加下さい。

「鎮魂の 火の穂短し 広島忌」 ~井上土筆~

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